エアコンやヒーターは温風で体を温めてくれますが、あくまで表面的にしか暖まりません。
また、どうしても温かい空気が上に行き、足もとが冷えがちになってしまいます。
それに対し、薪ストーブは輻射熱による暖房なので人体を直接暖めてくれます。
その上、遠赤外線の効果により体を芯から暖めお部屋も快適にするのです。
「薪」を燃やして排出されるCO²は樹木が成長過程で吸収する量とほぼ等量で、これをカー
ボンニュートラルといいます。
植物は光合成によりCO²を体内にため込みます。
薪を燃やすことによって発生するCO²はもともと大気中に存在していたものだということで
す。
つまり、植物のライフサイクル全体でCO²の収支はゼロという考え方です。
薪の種類は広葉樹と針葉樹とに分けることが出来ます。
この中で広く使用されているのは広葉樹です。
理由として、広葉樹は針葉樹に比べて比重が重く火持ちが良いことがあげられます。対して、針葉樹は着火性に優れていますが比重が軽めで火持ちが良くありません。また、煙突にタールが溜まりやすく掃除が大変です。
主に薪で使われる広葉樹の種類
ナラ・クヌギ・サクラ
この中で広く使用されているのは広葉樹です。
理由として、広葉樹は針葉樹に比べて比重が重く火持ちが良いことがあげられます。対して、針葉樹は着火性に優れていますが比重が軽めで火持ちが良くありません。また、煙突にタールが溜まりやすく掃除が大変です。
主に薪で使われる広葉樹の種類
ナラ・クヌギ・サクラ
薪の乾燥は薪ストーブの性能を左右するほど重要なものです。
一般的に薪として使用する木材は約1年ほど乾燥させたものを使います。
薪の乾燥が十分でないと、火が付きにくいだけでなくクレオソートが溜まりやすく煙道火災を起こす原因となります。
また、燃焼が不十分になり煙が出やすく近隣から苦情が出ることもあります
薪の種類
樹種 | 熱量 | 割り易さ | 燃焼 速度 |
火の粉 | 比重 | 着火性 | 全体 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ミズナラ | 高い | 中 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 最高 |
コナラ | 高い | 中 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 最高 |
クヌギ | 高い | 中 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 最高 |
ブナ | 高い | 楽 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 最高 |
カキ | 高い | 難 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 高い |
サクラ | 中 | 中 | 遅い | 少ない | 中 | 悪い | 高い |
アカシア | 中 | 中 | 中 | 少ない | 高い | 中 | 中 |
りんご | 高い | 難 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 高い |
ニレ | 中 | 難 | 遅い | 少ない | 中 | 良い | 中 |
けやき | 高い | 難 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 最高 |
梨 | 高い | 中 | 遅い | 少ない | 高い | 悪い | 高い |
クスノキ | 中 | 難 | 遅い | 中 | 中 | 中 | 中 |
白樺 | 中 | 楽 | 中 | 中 | 中 | 良い | 中 |
ポプラ | 低い | 楽 | 中 | 中 | 低い | 良い | 低い |
梅 | 高い | 中 | 遅い | 少ない | 高い | 中 | 高い |
カエデ | 高い | 難 | 遅い | 少ない | 中 | 悪い | 高い |
柳 | 低い | 楽 | 中 | 中 | 低い | 中 | 低い |
栗 | 低い | 楽 | 速い | 多い | 低い | 良い | 中 |
唐松 | 中 | 楽 | 速い | 多い | 低い | 良い | 中 |
赤松 | 低い | 中 | 速い | 中 | 低い | 良い | 中 |
杉 | 中~低 | 楽 | 速い | 多い | 低い | 良い | 中 |
ひのき | 中 | 楽 | 速い | 少ない | 低い | 良い | 中 |
モミ | 低い | 楽 | 速い | 多い | 低い | 良い | 中 |